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2020年11月にみた【映画・海外ドラマ感想】まとめ

おのじ

11月にみた中で、印象的だった作品の感想をつらつら書いていきます。

クイーンズ・ギャンビット

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アニャ・テイラー・ジョイ主演の、Netflixオリジナルドラマ。

非凡なチェスの才能を持つエリザベス。孤児である彼女が、1960年代のチェス界をのし上がっていくサクセスストーリー。

全7話のリミテッドシリーズです。

このドラマめちゃくちゃ面白かったです。

私は鑑賞するのがちょっと出遅れてしまったんですけど、その間ツイッターのタイムラインは絶賛の嵐でしたね。

見始めてその評価に納得。確かに面白い。今年一番のドラマが来たのでは?

あ、でも「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー」も傑作でした。どちらも甲乙つけがたいのよね…。

10月以降のネトフリ配信ドラマのレベ、すごかったな。

さて本作の見どころは、ベスがライバルたちをバッタバッタとなぎ倒していく気持ちのよさ。

当時男性優位だったチェス界で、初心者だから、女性だから、と甘く見られていた彼女がのし上がっていく姿がカッコいい。

勝ちを重ねるごとに、美しく成長していくベスも必見です。

それから、天才ゆえに感じる苦悩や孤独感も良かった。

高校の同級生や、かつて戦ったライバルたちが、結婚や出産、仕事での昇進といった、ベスとは違う形の幸せを手に入れている。

そんな中勝負の世界に身を置くベスは、チェスの対戦、棋譜の分析、そしてまた対戦、分析…とストイックに勝ちを求めて突き進んでいきます。

安定剤とアルコールの力を借りてしまうというのが切ないところではあるんですけどね。

いつもいつも、ベスが考えるのはチェスのことばかり。才能を持つということは、その世界から逃げられないということでもあるんでしょうね。

そして依存症を乗り越えてのぞむ世界王者ボルコフとの対決は、このドラマ屈指の名場面。

白熱の展開に、思わず洗濯物をたたむ手が止まりました

ベスのゾッとするほどの美しさと強さも、この対決でさらに際立ってましたね。

アニャちゃんの威力が遺憾なく発揮されている「クイーンズ・ギャンビット」

はぁ~。良いドラマに出会えた。

視聴ページ

パーフェクト・ブルー

アイドルを卒業し、女優への転身をはかる主人公・未麻。アイドル時代のイメージとは真逆の仕事も受けながら、知名度を上げていく。

そんな未麻の周りで殺人事件が起き、さらにはネット上で彼女の名前を騙り、詳細な日記を綴るストーカーも現れる。

アイドル時代の自分の幻影も見え始め、現実と妄想の境目が曖昧になり、未麻は精神的にどんどん追い詰められてゆく、といった内容。

ジャンルはサイコサスペンスになるのかな。

すごく毒気のある、面白いアニメ映画でした。

アイドルだった自分と女優としてスタートした自分。その差に苦しむ未麻が痛々しく、また幻覚や妄想、記憶の混乱が、それに拍車をかけます。

見ている側も相当精神力を削られるストーリーでした。

彼女が女優として出演したドラマが、現実とリンクした内容になっているのも面白いです。

そしてラストの未麻の表情がまた良い。

原作は竹内義和の「パーフェクト・ブルー 完全変態」

監督は『パプリカ』の今敏。

パプリカの、見ていて疲れるんだけど癖になるあの毒気は本作でも健在。「今監督すっげぇな」と改めて感じる作品でした。

ダ・ヴィンチ・コード、天使と悪魔、インフェルノ

ダン・ブラウンのベストセラー小説を原作にした3部作。

『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』『インフェルノ』を、いまさらながら鑑賞です。

評判どおり面白い。

毎度毎度国家権力に追われながら、高度な謎解きに挑むラングドン教授。

ストーリー展開がスリリングですし、歴史に隠された謎を解いていくのでロマンもある。

これ、原作小説読んだらもっと楽しめるんだろうなあ。

原作と映画では、作品の順番が違うみたいですね。

小説は「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」「ロスト・シンボル」「インフェルノ」の順で発表されています。

このうちまだ映画化されていない『ロスト・シンボル』。こちらもぜひ映像化してほしい。

ロスト・シンボル(上中下合本版) (角川文庫) Kindle版
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呪われの橋

音と突然の出現で驚かせる演出が好き。

個人的にジワジワドロドロした演出よりも、こういうお化け屋敷的演出の方が最近受け付けやすいというのもあり、楽しめた作品でした。

演出だけでなくストーリーもなかなか。ちょっとしたどんでん返しがあるのも面白かったです。

台湾作品って、地味にクオリティ高めで好きです。

プリズナーズ

行方不明になった娘を探すため、犯人と疑わしき男に拷問を加える父。そして事件の真相を追う刑事。

やるせなさはあるものの、ストーリーと事件の結末に引き込まれた作品です。

父親役のヒュー・ジャックマンと、刑事役のジェイク・ギレンホールがとにかく良い。良い味出してる。

ゴリゴリと精神を削られますが、それを押しても見る価値ありでした。

トランセンデンス

ジョニー・デップ主演のSFサスペンス。

死にゆく夫の意識をコンピューターにアップロードすることに成功した妻。だがAIと化した夫の行動は、思わぬ方向へと向かってゆく、といった内容。

正直途中で少し中だるみしてしまいましたが、ラストが切なく印象的でした。

夫婦の関係性や、人格をAIとしてアップロードするというのも面白い。そして何より、「個人を定義するものは何なのか」というところを考えさせてくれるところが良いなぁと感じました。

アンセイン

精神病をでっちあげられ、強制入院させられ、しかもその病院に自分のストーカーが職員として潜り込んでいたという、主人公にとって散々な展開のサイコスリラー。

スティーブン・ソダーバーグ監督作品で、全編iPhoneで撮影されているという珍しい映画です。

映し方や画質から、低予算なのかな?とは思っていたけど、まさかiPhoneだったとは。すごいなiPhone。

肝心の内容もスリリングで、現実なのか主人公の妄想なのか分からない展開がミソ。

サイコ具合とラストがお気に入りの作品です。

ペット・セメタリー

1989年版とは、一部内容とラストが違ってました。

これはこれで結構良いじゃない…!

今回のリメイク版では、蘇らされた側の苦痛、遺された側のエゴに焦点が当てられていた気がします。そこが良かったなぁ。

それと、エリー役の子の演技もすごかった。あの目つきと不気味な表情を、その年で出せるとは。

パスコウの出番が少なめなのがちょっと残念。

ザ・コール

過去と現在で電話がつながったことで、接点をもつ二人の女性。だが過去に生きる女性ヨンスクが徐々に正体を現してゆく。

スリリングな展開のタイムパラドックススリラーです。

こういう設定って、過去に生きている方が絶対的に有利ですよね。パク・シネ演じる主人公が、ヨンスクにどう立ち向かっていくのか。どちらが勝つのかが見どころです。

家族も巻き込まれてゆくのがなんとも切ないところですね…。

殺人鬼役のチョン・ジョンソの怪演が本当に見事。

この作品で初めてチョン・ジョンソを知りました。『バーニング劇場版』にも出演しているとのことなので、そちらも視聴したいところ。

ボイス 深淵からの囁き

新居に越してきた一家。幸せな彼らを襲う謎の囁き声と悲劇。怪現象の正体は一体なんなのか。

失礼な話ですけど、「これはハズレ臭がするなぁ~。まず一応見てみるか。」なんて思いながら見た作品。

予想を大きく裏切り、なかなか骨太で面白いホラーでした。

一家が追い詰められる過程が、なんとも陰湿で残酷。そんなことをする者の正体にも納得。怨嗟というのは恐ろしい…。

ラストのやるせなさが印象的でお気に入りです。

続編がありそうな終わり方だったけど、第2弾はあるのかしら。

おのじ

11月の感想はこんなところでした。12月も面白そうな作品の配信が多いので楽しみ。

そんではまたね~!