イケメン大好き、おのじです。
今日は『映画:クリムゾン・ピーク』の感想を書いていきます。

監督・脚本が鬼才ギレルモ・デル・トロという事で、評価がとても良いこの映画。
実際、映像・雰囲気がすごく綺麗で、映画素人の私でも見惚れましたよ。耽美~!
もちろん、ストーリーも面白いです。
一番惹かれたのが、主人公イーディスとトーマスのメロドラマ。
悶えました。この二人、特にトムの王子様っぷりに癒されました。たまらない。
アラサー女子にぜひおススメしたい映画となっております。
ではでは、スタート!
※感想を述べるうえで、一部ストーリーの流れに触れています。ネタバレが嫌な方は、ここでブラウザバックをお願いいたします。
Contents
【映画:クリムゾン・ピーク】の情報・あらすじ
作品情報
英題 | CRIMSON PEAK |
---|---|
製作年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 1時間59分 |
監督・脚本・製作 | ギレルモ・デル・トロ |
あらすじ
10歳のとき、死んだ母の幽霊と遭遇したイーディス(ミア・ワシコウスカ)。それ以来、彼女は亡霊を目にするようになる。トーマス(トム・ヒドルストン)と運命的な出会いを果たした彼女は、自分の父親が謎めいた死を遂げたのを機に彼と結婚。赤粘土の影響で雪が赤くなることからクリムゾン・ピークと呼ばれる山頂に立つ豪邸に、トーマスの姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)と共に移り住むことに。三人での生活にも慣れてきたころ、体を真紅に染めた亡霊たちがイーディスの前に現れ奇妙な警告をする。
引用:シネマトゥデイ『クリムゾン・ピーク』
【映画:クリムゾン・ピーク】の主な登場人物
イーディス・カッシング

演じるのは「アリス・イン・ワンダーランド」、「ジェーン・エア」で主演していたミア・ワ̪シコウスカ。
小説家を夢見る、資産家令嬢です。
子供の頃から幽霊を見る力があり、10歳の頃に母の幽霊から「クリムゾン・ピークには気をつけろ」と警告を受けます。
トーマスと結婚してクリムゾン・ピークへ来てからも、そこで赤い幽霊たちに遭遇する事に。
彼女の金髪と白いドレスが、重苦しい雰囲気に映えてすごく綺麗!人離れした美しさです。
トーマス・シャープ(右)、ルシール・シャープ(左)

イギリス貴族の姉弟。
事業の資金援助を求めるため、アメリカに来ます。階級は準男爵。
ミステリアスな姉のルシールと、魅力的な弟のトーマスは社交界でも一躍人気者に。
イーディスとトーマスが恋に落ちて結婚したのを機に、イギリスへと帰国します。
トーマスを演じるのは「アベンジャーズ/マイティ・ソーシリーズ」でロキを演じているトム・ヒドルストン。
貴族そのものの見た目だけじゃなく、仕草とフェロモンが素敵すぎる。思わずうっとりです。
彼、王子かな?って思いました。
ルシールを演じるのはジェシカ・チャステイン。
綺麗なんですが、屋敷に帰ってきてからのルシールは徐々に不穏な雰囲気に…。彼女の不安定さが怖い。
【映画:クリムゾン・ピーク】の感想
映像美
ゴシック・ホラーな今作。
タイトル画像を見てお分かりかと思いますが、映像がとても綺麗です。
そのおかげで、映画全体の雰囲気が結構ダークなのに気持ち悪さを感じません。
映画の中で何が一番ダークかって、イーディスが嫁いだクリムゾン・ピークのお屋敷です。
実はこのお屋敷、半壊状態なんですよね。
虫の死骸や黒い蛾が大量にいるし、床は腐ってるし、玄関ホールの天井に穴空いて空が見えちゃっているし(壮大な吹き抜けとも取れる…か…?)。
えっ!シャープ姉弟、今までここに住んでたの?てか人住めるの?これもう外と一緒なのでは!?って思うんだけれども。
だけど、そのぼろ屋敷ですら幻想的に表現されています。まさに映像美。
壊れているのに綺麗なのか、壊れているからこそ綺麗なのか、だんだん良く分からなくなってくるけど、とにかく美しいって事は分かる!
初めて屋敷に来たイーディスも、玄関ホールを見て「わぁ~!お部屋はいくつあるの?」って言ってたくらいです。
「部屋数ってか、穴。空見えてるよ。」って私は思ったわけですが。
でもそんなイーディスの反応も納得できるくらい、天井の穴とか虫とか幽霊とか、見ているうちに全然気にならなくなりますから。
むしろ、屋敷を彩る小道具に見えてきますから。
デル・トロ監督、すごい。
微ホラー?いやいや、結構怖い
レビューを見ていると、「そんなにホラー部分は怖くない」とか「微ホラー」という感想があったんですが、いやいやそんな事ないです。
幽霊の演出シーン、結構怖い。
イーディスのお母さんや、屋敷に現れる真っ赤な幽霊達の登場シーンは、普通にびびります。
お母さんなんて、真っ黒な骸骨が真っ黒な洋風ドレスまとった姿。そりゃイーディスが悲鳴あげるのも頷ける。大人の私だって怖いもの。
もっと生前の面影を残しておかないと、お母さんって気づいてもらえないよ!
深紅の幽霊達も、なんていうか…。本当に深紅。(語彙がなくてすみません)
人間って(幽霊だけど)、色が一色になるとあんなに不気味になるものなんですね。初めて知った。
動きも怖いし、暗闇であんな幽霊に追いかけられたら失神しそう。
そのくらい怖いです。
ホラーの中で繰り広げられるからこそ燃える、メロドラマ
本作の登場人物はみんな魅力的ですが、中でもトーマス役のトム・ヒドルストン(トムヒ)が素敵でした。
準男爵という貴族の役がまさにハマリ役。まるで王子様。鑑賞中、ずっと私の胸がときめいていました。
そんな彼と、イーディスとのロマンスが良い!
色んな事情や障害があって、なかなかイーディスとトーマスは結ばれません。結婚してるのに。
イーディスはトーマスの事大好き!って感じなんだけど、トーマスの方が中々踏み切れない。その理由も後半になると分かるんですが。
ただ、踏み切れない中でも、心がどんどんイーディスに傾いているのが伝わってくるんですよね。もう~…!
きゅんきゅんしちゃいましたよね!
そして、このメロドラマ。
繰り広げられる舞台がクリムゾン・ピークだからこそ、なお燃えるんです。
障害があってこそのメロドラマなんですけど、幽霊だとか、殺人疑惑とか、自分も殺されるかもとか…。
障害のレベルが半端なく高い。
見ている方はとてもときめきます。
イーディスにとってはたまったもんじゃないでしょうけどね。
個人的には、もっとメロドラマ感が全面に出てた方が嬉しいな~、なんて思いました。
けどこれ以上やってしまうと、「ん?これ昼ドラ?」ってなるかもしれませんから。
バランスとしては丁度良かったんだと思います。
トーマスがイーディスに惹かれて苦悩する場面、もっと詳細に見たかったですけどね。(しつこい)
【映画:クリムゾン・ピーク】のまとめ
以上、『映画:クリムゾン・ピーク』の感想でした。
ゴシック・ロマンス・ホラーとして、とても楽しめた映画でした。
ホラーあり、メロドラマ要素あり、何といってもその映像美。
現実離れしたミアの綺麗さも怖いくらいだし、そしてトムヒのあふれ出るフェロモン。
リピート確定の映画です。
今ならNetflixで配信中ですので、まだ見てない方は一度見てみて下さい(´▽`)
ではでは、またね!
画像引用:(C) Universal Pictures.