ホラー

【不感地帯】重苦しいんだけどひっそりおすすめしたい。犯罪と伝承がないまぜになったストーリーが面白いのよ!

どうもおのじです。(@ozy_san_0624

Netflixオリジナルドラマ『不感地帯』、観ましたか?私はシーズン2まで完走したのですが、このドラマ面白かったんですよ。

出典:IMDb

不穏な森のふもとに位置する街・ヴィルフランシュが舞台のミステリーで、正直に言うと好き嫌い分かれそうな作風ではあります。

でも「好きな人は好きだろこれ」という、ちょっと癖になる雰囲気のドラマでした。

 

重くるしい雰囲気で進行していきますが、1シーズン8話構成というのはとっつきやすくてグッド。

ちなみに、タイトルにもなっている「不感地帯」というのは電波の届かない地域、または電波の送信が制限されている地域のことだそうで。

Wi-Fiの電波が弱いだけで半狂乱になる私は、絶対に住めない地域のことです、はい。

 

不感地帯:あらすじ

森のふもとにある人里離れた小さな町で、女少佐率いる地元の警察チームと変わり者の新任検事が、次々と発生する凄惨な事件と不気味な現象の捜査にあたる。

引用:Netflix

 

森のふもとの街・ヴィルフランシュの陰鬱な雰囲気が良い

出典:IMDb

不感地帯は「森の男」という謎の存在をベースに、各話で起きる事件(主に殺人事件)を1話完結で描きます。

主人公は街にある警察署の女署長ロレーヌ。彼女は10代の頃に森で誘拐され、その後保護されたものの、片手の指2本を失ってしまったという結構ハードな過去の持ち主です。

その後は自分を誘拐した存在を突き止めるため、警察業の傍ら、毎日森を探索する日々を過ごしています。めっちゃタフネスよね。

 

さてこの森っていうのが厄介で、街で起こる厄介ごとはほぼ森のせいじゃ?と思うくらいの不気味さ。森に住む謎の存在も相まって、ドラマに程よい暗さとオカルティックな雰囲気を漂わせてくれてます。神話関連の話も出てきますしね。

ドラマ全体の雰囲気も当然陰鬱。

なおかつストーリー展開の起伏も抑えられていて、重苦しさに拍車がかかることかかること。

地味で単調ともいえる展開の仕方なのですが、逆にそれが良くって癖になるんですよね。

 

終始静かな流れで進んでいく不感地帯。

殺人が起ころうが街でドンパチが繰り広げられようが受ける印象が「静」なんですけど、それってすごくないですか。

登場人物達は結構ハードに動き回っているし、ポコポコ人は死ぬし、なんなら爆破シーンだってあるというのに。それでも「動」か「静」でいえばダントツで「静」なのです。

そんな印象を与えながらも、水面下では確実に物事が悪いほうに進んで、視聴者に不安感と不気味さを感じさせる所がめちゃくちゃ良い。

 

ヴィルフランシュの住民たちは、くせ者揃い

出典:IMDb

私はハマった不感地帯なんですが、共感できる登場人物がいたかというといません。むしろ苦手なタイプのキャラクターばかりという、驚きの結果でした。

 

主人公のロレーヌは独断専行&周囲巻き込み体質なので、周りに迷惑をかけること山のごとし。

ロレーヌの娘コラも、そんな母親の遺伝子をしっかり受け継いで、「アルデュイナの子」という森に関連した地下組織に入ってしまいます。

警察署の仲間達、といってもロレーヌ含めて4人しかいないんですが、彼らは全体的に影が薄く、街の外からやってくるシリアニ検事は「よそ者」として街に変化をもたらしてくれるのかと思いきや、なんだかパッとしない。というか、序盤はそもそもあまり出てこない。

警察署メンバーと検事の5人で事件の解決に取り組むのだけど、別にチームの絆が強いわけでもなく(仲が悪いわけでもないけど)、何となく皆バラバラ。

ここら辺は、他のクライムドラマのチーム感だったり、メンバー同士の絆が好きな方は寂しく感じるかもしれません。

 

そんなこんなで誰にも感情移入することなく、淡々とドラマが進んでいくんですね。

結構ね、俯瞰(ふかん)しているような気持ちになるドラマです。不感地帯なだけに。ねっ!

 

さて、こう書くと改めて「くせ者多いなぁ」という印象ですが、だからといって「つまらない」とならないのが、このドラマの面白い所。

ドラマが進むにつれ、街の人間関係やそれぞれの事情がちょっとずつちょっとずつ垣間見えてくると、共感は出来ないまでも事情を察する事はできるし、「ヴィルフランシュならあり得るよね。」と納得できちゃう。

どこか浮世離れしたヴィルフランシュに、登場人物達のくせ者感やちぐはぐさが妙にマッチしているんですね。

 

登場人物のクセの強さ、チームのバラバラ感と街や森の雰囲気。これらをトータルして見た時に、あまり違和感がないという演出はすごいなぁと感じました。

そしてそんなくせ者ぞろいの人々が集まる「エルドラド・カフェ」。

この店がまた良い味出してます。こんなダイナーがあったら、私毎日通いたいわぁ。

 

犯罪や伝承がない交ぜになったストーリーが面白い

出典:IMDb

展開や演出が地味で重苦しい不感地帯。

ストーリーは「犯罪」「森の伝承」といった現実と非現実の要素がないまぜになっていて、ちょっとしたダークファンタジーのよう。基本はミステリーなんですけどね。

これがたまらない。

 

シーズン1では、市長の娘マリオンの誘拐がメインの事件。

  • 犯罪に巻き込まれたのか?ただの家出か?
  • 攫われたのなら、犯人は森の男なのでは?

 

ロレーヌは警官としてもちろん調査しますし、自分も誘拐された過去があるので他人事ではない気持ちもある。

加えてコラはマリオンの親友なので、危険を冒して独自に調査を進めます。

そしてマリオンの父親である市長はロレーヌの元彼で、実は今もロレーヌと…と、マリオンを中心に人間関係の糸も繋がっています。結構ドロドロしてるのね。

 

各話で起こる事件を解決しつつ少しずつメインの謎が解かれていくのは、よくある海外ドラマミステリーの流れ。そこに伝承や「森の男」という非現実的な要素が混ざるのがなんとも心惹かれます。

 

シーズン2に入ると、前シーズンより森の男の謎に深く踏み込んでいきます。

その他、市長サイドと地下組織「アルデュイナの子」の対立は激化。まさかの人物がアルデュイナの重要人物だったり、市長一族の中でも分裂が起こり始めたり。

ロレーヌは徐々に誘拐されたときの記憶を取り戻し始めます。

そしてシーズン2の最後がまた大きな謎を残すラスト…。

まさにワーワー言うとりますが状態。

 

こんな気になりまくる所でシーズンフィナーレを迎えるんですね。続きが気になりまくる…!

単純にね、ストーリーだけでもかなり面白い。万人受けはしないまでも、ひっそりとおススメしたいドラマです。

早くシーズン3の配信を!ネトフリ!

不感地帯:作品情報

原題 Zone  Blance
製作国 フランス・ベルギー
配信年 シーズン1:2017年、シーズン2:2019年
話数 シーズン1:8話、シーズン2:8話
配信 Netflix