ホラー

【ドラマ】ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス:じわじわ迫る恐怖がいい!

おのじ(@ozy_san_0624)です。

 

2018年10月12日にNetflixで配信されたオリジナルドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」。

 

©Netflix

 

配信前から、先駆けてみた有名レビュアーたちが絶賛するなど評判が良かったこのドラマ。

 

確かに面白い。すごく内容が濃い。

 

絶賛されるのも納得のクオリティでした!

 

 

※なるべくネタバレは回避します。

 

【ドラマ】ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス:作品情報とあらすじ

原題 THE HAUNTING OF HILL HOUSE
製作国 アメリカ
製作年 2018年
話数 10話
監督 マイク・フラナガン

 

新作小説執筆のため怪奇現象を取材するスティーブン。幽霊の存在に懐疑的な彼だったが、妹からの電話をきっかけに不可思議な出来事が起こり始める。

引用:Netflix

 

批評家たちが大絶賛

「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」に対する期待値が高かったのは、この前情報があったからです。

 

© Fandango.

 

Rotten tomato(映画レビュー集積サイト)では、トマトメーターもオーディエンススコアも90%以上という高評価。

 

ホラー界の巨匠スティーブン・キングも高く評価したそうで、そんなの聞いたらもう観るしかない。

 

原作小説は「丘の屋敷」

「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」には原作となる小説があって、それが「丘の屋敷」

1959年にシャーリイ・ジャクスンが執筆した小説です。

こちら高評価なんですよね。気になる…。

 

おのじ
おのじ
もっと本を読む時間が欲しい…。

 

 

シャーリイは、精神的にじわじわと迫る恐怖や、人が持つ怖さに定評がある作家さん。スティーブン・キングの映画「シャイニング」にも影響を与えたとされています。

同作者の「ずっとお城で暮らしてる」も、ホラーファンが喜びそうな内容なんですよね。

 

 

おのじ
おのじ
(kindle版…ポチろうかな…。)
さとみ
さとみ
積んでる本を読み終わってからポチってください。
おのじ
おのじ
はい…。

 

実は過去にも映像化されていた

この「丘の屋敷」、過去にも映像化されています。

 

1963年にロバート・ワイズ監督が「たたり」という題名で映画化。

1999年には、ヤン・デ・ポン監督が「ホーンティング」としてリメイクしています。

 

おのじ
おのじ
ホーンティングって、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが出てたやつだ!この作品が原作だったんだね~!
さとみ
さとみ
長年に渡って愛されているホラーなんですね。

 

監督マイク・フラナガンは、テオ役ケイト・シーゲルの夫

監督マイク・フラナガンとテオ役ケイト・シーゲルは、2016年の映画「サイレンス」でも一緒でした。

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マイク・フラナガンは「サイレンス」と今作のほか、「ウィジャビギニング」「ソムニア悪夢の少年」などのホラー作品のメガホンをとっています。

もしかすると、今作「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」が、監督作品の中で一番評価が高いものになるかもしれませんね。

 

【ドラマ】ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス:感想

登場人物

長男・スティーブン(マイケル・ユイスマン)

唯一、心霊体験をしたことがない(と自分では思っている)。

屋敷から逃げ出した後、屋敷を題材にホラー本を出してヒット。

「あんた幽霊信じてないくせに」ってことで、ほかの妹弟たちからブーイングを受ける。

妻と別居中。

 

長女・シャーリー(エリザベル・リーサー)

夫と葬儀社を営む。真面目で潔癖。

人の話を聞き入れない傾向があって、口論になると周りをイラつかせる。

スティーブンの本の印税の件で他の兄妹と集まった時も、一人興奮状態に。

ヒステリックな面に隠れがちだけど、一応家族のことは想っている。

 

次女・テオ(ケイト・シーゲル)

透視能力を持つ。

触れたものに残っている、過去や内面を読み取ってしまうので、いつも手袋をはめている。

児童福祉の仕事をしている。レズビアン。

シャーリー宅のゲストハウスに住んでいる。

 

末弟・ルーク(オリヴァー・ジャクソン・コーエン)

小さい時はビン底眼鏡の可愛い坊やだったが、成長してたくましくなる。そしてジャンキーになる。

更生施設に入っているが、頻繁に逃げ出してはほかの兄姉たちに金の無心をして困らせる。

子どものころに、屋敷で帽子男の幽霊を目撃。現在も時々付きまとわれている。

ネルとは双子で、同じ感覚を共有する事がある。

 

末妹・ネル(ヴィクトリア・ペドレッティ)

幼少時に、屋敷で「首折れ女」の幽霊に苛まれる。大人になってもそれは変わらず、精神も不安定で不眠症。

病院で出会った男性と結婚。幸せの絶頂にいたが、夫の死により精神がさらに不安定に。

ルークとは双子。

幼少の頃に住んでいた屋敷(廃墟)へと戻り、自殺する。

 

父・ヒュー(ティモシー・ハットン)

屋敷の秘密をしっているが、子どもたちを守るために真実は中々話してくれない。

 

母・オリヴィア(カーラ・グギノ)

テオ同様、霊感がある。

兄妹たちが幼少の頃に、屋敷で自殺した。

めちゃくちゃ美人。

 

家族それぞれが抱える問題が重くて、思わず惹きつけられる。

ヒルハウスは、とにかくストーリーが濃いのがいい。見ごたえがあります。

 

ホラー表現や屋敷の謎だけでなく、5人兄妹の心理描写や背景描写にも時間が費やされていて、その内容がストーリーを深くしています。

一人一人が問題を抱えているのもそうですが、家族間の関係も良好とはいいがたい。みんな、幼少期にヒルハウスで過ごした影響で、人生に影を落としています。

誰一人幸せな人生を送っていないという所に恐怖を感じる…。

 

おのじ
おのじ
ヒルハウス、恐るべし。

 

ネルの死をきっかけに家族仲もさらにこじれて、一体どうなってしまうのか?

そんなドロドロのヒューマンドラマが織り交ぜられているのが、とても良かったです。

 

伏線の回収が素晴らしい

序盤でホラー表現と思わせた伏線がちりばめられ、中盤~終盤にかけてきちんと回収されます。

これが素晴らしい。

 

一番驚いたのは、首折れ女のシーンと、屋敷からヒューと子どもたちが脱出するシーン。

その真実が明かされた場面で、「そうくるか」と度肝ぬかれました。

ただのホラー表現で終わらせても、違和感は感じなかったと思います。

そんなシーンだっただけに、「実は〇〇〇だった!」という設定に純粋に驚きました。

 

ここでまた、話にぐぐっと引き寄せられます。

 

じわじわと迫るようなホラー演出

ドッキリさせる表現や幽霊のビジュアルが怖いのはもちろんですが、不気味な雰囲気でも精神的に追い詰めてきます。

屋敷自体の装飾も怖いですし、照明やBGM、カメラワークで、こちらの想像力を掻き立てる。不安を煽るような演出が、すごく良かったです。

そういう恐怖演出って、アメリカよりはジャパニーズホラーや韓国ホラーの十八番だと思ってました。

 

おのじ
おのじ
アメリカのホラードラマでこれだけじわじわ攻めてくるの、珍しいなぁ。

 

過去と現在を行き来する表現

ドラマの序盤から後半まで、登場人物たちの過去から現在へ行き来する手法でストーリーが進みます。

少し混乱する場面もありましたが、この演出のおかげで観ていて飽きない。

 

現代パートの家族のゴタゴタシーンが長いと、観ていて辛いんですもの。

幼少期の恐怖と謎の場面が入る事によって、現代の兄妹たちの抱えるものにも共感できるし、良い演出でした。

 

ホラー演出・家族の問題・過去と現在の出来事の行き来。

この3つのバランスがすごく良いです。

 

途中少しだれるけど、ラストは好き

5,6話までは一気に見れるのだけど、中盤から後半になってくると少しダレます。

1話につき大体50分~1時間を超える作品で、もともとちょっと長めということもありますが。

そこに加えて、後半は家族のゴタゴタや個々人のトラウマがヒートアップしてくるので、それが原因かも。

特に長女・シャーリーの聞く耳のもたなさは、観ていてしんどかった。

 

おのじ
おのじ
辛い時間って長いんだ…。

 

それでも感動的な場面はあるし、最後までの流れは個人的に好き。

ネルが家族や夫を想うシーンには涙したし、兄妹たちがそれを知るシーンも泣けました。

思わぬ展開に驚きもしたけど、私は好きなラスト!

 

ただ、賛否両論はありそう。

綺麗なラストで一部の人物に救いはあるのですが、館の印象が序盤と後半でまるっきり変わってしまうので。

そこは観た人によって良し悪し分かれそうだなと感じました。

 

【ドラマ】ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス:まとめ

以上、ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」のレビューでした。

 

洋画ホラードラマはもっとさっぱりしたイメージだったんですが、ヒルハウスはねっとりした重さのあるストーリーが何とも見ごたえ抜群でした。

人の弱い部分がかなり掘り下げられていので、見ている方も胸が痛かったりしましたが、それを救ってくれるラストには本当に胸が温かくなりました。

 

こんなに質が高くて面白いオリジナルコンテンツを続々と配信してくれるNetflix。

そのレベルもどんどん上がっている感じ。

 

おのじ
おのじ
本当にありがたいよね~!
さとみ
さとみ
今後配信されるコンテンツも楽しみですね!

 

ではでは。

おのじ(@ozy_san_0624)でした。

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