どうも、おのじ(@ozy_san_0624)です。
huluで配信中の「THE HEAD」、観ましたか?
2020年6月12日から、30の国と地域で同日公開されているhuluオリジナルドラマです。
「南極」「殺人」「極限心理サスペンス」という設定が、とても面白そうなので観てみました。
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今まで日本で配信されていたhuluオリジナルって、邦ドラマやバラエティ系のみ(なんでなんだっ!)。
ですが今回は日欧合作ドラマということで、海外ドラマファンも楽しめるのが一番嬉しい所です。
ことあるごとに「huluがんばれ、huluがんばれ」って言ってきたかいがあったというものです。
ちなみに、日本からは山Pこと山下智久さんが出演していましたよ。
THE HEADは全6話構成で、毎週金曜日に1話ずつ配信。
今のところ、「極限心理サバイバルスリラー」と銘打っている通り、緊張感ある展開が非常に面白いです。
毎週金曜日が待ちきれない罠に、まんまとはまっているというね。
というわけで今回は、THE HEADの1話の感想を書いていこうと思います。

Contents
THE HEAD:あらすじ
4月29日から6ヵ月間、 陽が当たらなくなる南極科学研究基地。任務を終えた夏期隊員たちは、 そのまま研究を続ける「越冬隊」のメンバー10名を残し、閉ざされた基地を去ることに…。
しかし、突如基地との交信が断絶。越冬隊との別れから6ヵ月後、ようやく夏期隊長・ヨハンが救助隊を率いて 基地に到着すると、静まり返った恐ろしい光景を目撃する。
そこには惨殺された7つの死体…。生存が確認された者もいる一方、 行方不明になっている者もいた。
一体6ヵ月の間に、 基地では何が起こったのか――。生存者の食い違う証言。 何がウソで何が真実なのか?この闇深き謎をめぐり、 陸の孤島ともいえる南極の基地で、極限状態に置かれた人間たちが 壮絶な心理合戦を繰り広げる!
引用:huluオリジナル「THE HEAD」公式サイト
THE HEAD:登場人物

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夏期隊長。アニカの夫。
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遺伝学者。ヨハンの妻。
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世界屈指の生物学者。傲慢な面も。
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元軍人。冬期隊長。
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医師。任務に参加するのは今回が初めて。
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アーサーの右腕の微生物学者。
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基地看護師。
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コンピューター担当。任務に参加するのは今回が初めて。
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調理師。
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通信担当。
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技術者。
巨大な密室・南極で、半年間続く闇

ドラマの舞台となるのは「南極科学研究基地ポラリス6」。
ここで科学者たちと、彼らを支えるスタッフたちが、夏期隊と越冬隊に分かれて研究調査を行います。
越冬隊が過ごすのは、半年間日の上らない、長い夜の時期。
この「南極」という舞台が、本作最大の肝だと思います。
通信手段が断絶すると、南極全体が広大な密室になってしまうという、ミステリー的にはこの後絶対通信手段に何か起きるっしょ!という設定。
それだけでもう、最高なんですよね。
そしてもう一つ重要なのが、南極特有の「T3症候群」。
このT3症候群、作中では「精神病や、記憶喪失の症状を引き起こす」という設定になっています。
半年間日光に当たれないという事だけでも精神に影響がありそうなのに、そこに加えてこのT3症候群。
あらすじで「生存者の食い違う証言」があると明かされていますが、この症候群が大いに関係していそう。
T3症候群の存在が、何が本当なのかわからないという面白さに、一役かっているなと思いました。
研究基地の異変

ドラマ冒頭では、夏期隊長ヨハンが、冬期隊長エリックに任務をバトンタッチ。
ヨハンは、越冬隊として残る妻アニカとの別れを惜しみます。ヨハンとアニカにとって、越冬隊の任務が終わる半年後が本当に待ち遠しかったでしょうね。
任務が終わったら子どもを作る予定だったみたいですし。
ところが、冬期隊の任務終了3週間前から、突如冬期隊との連絡が取れなくなってしまいます。
次々発見される隊員たちの遺体
ヨハンが救助達を引き連れて研究施設に向かい、そこで目にしたのは、
- 荒れ果てた室内
- 7人の隊員の遺体
- キッチンに身を隠していたマギー
冬期隊員は10人なので、現状では7人死亡、1人生存、2人行方不明ということになりますね。
この遺体を発見するシーンは、なかなか緊迫感があってよかったです。
夏期隊員たちもかつて過ごした場所が不気味に静まり返り、見知ったメンバーを次々と遺体で発見。
そこで一体なにがあったのか?
誰が犯人なのか?
観ている方にも緊張感が伝わってきて、それが快感でした。
アニカの生死は?
ヨハンの目線で見ると「アニカが無事なのかどうか」が一番知りたいですよね。
ですが第1話で身元が判明している遺体は、
- マイルズ
- ニルス
- ラモン
- ヘザー
- アキ
- エリック
この6人。
そして行方不明者で確定しているのは、生物学者のアーサーです。
あと1人の遺体は丸焦げなので、女性であるということしかわかりません。
ヨハンからすれば、遺体はエバのものであってほしいところでしょうね…。
それにしても、基地周辺では行方不明者2人を発見することはできませんでした。
隠れているにしても、基地内のスペースも限られているでしょうし。いったいどこに行ってしまったんでしょうか。
マギーの証言

そこで頼りなのが、現状唯一の生存者であるマギー。
ですが彼女は極度に何かに覚えていて、重度のT3症候群を発症していました。
真実かどうかわからないけれど、今はマギーの証言しか手がかりがないというジレンマ。
いいですねぇ。好きです、こういうのジリジリする展開。
マイルズとニルスの喧嘩
マギーの証言では、最初は良好に見えた隊員たちの関係性。
それも、徐々に陰りを見せ始めていました。
それだけでも、時間とともにギクシャクしても仕方ないように感じます。
加えて南極では湯がかなり貴重ということで、シャワーも週に5分だけという過酷さ。
そのシャワーの事で、通信担当のマイルズと技術者のニルスが殴り合いの喧嘩してしまいます。
原因は、ニルスが5分以上シャワーを使うから…という小学生か!という理由なのですが、マギーの診察では、T3症候群のせいでニルスの時間の感覚がマヒしかけていることがわかります。
だからシャワーの時間が把握できなかったんですね。
それは仕方ない。
そしてまたまた出てきたこのT3症候群。本当、随所に出てきます。
最初の殺人

そんな環境の中、ついに最初の殺人が起こってしまいます。
被害者はマイルズ。
マイルズの姿が見えないのを心配し、彼を探しにいくエリック、ヘザー、ニルス。
3人は雪の上の血痕を見つけ、それを辿った先で、膝立ちして動かないマイルズを発見します。
マイルズの肩に手を置いた瞬間、彼の首が体からゴロリ。
この遺体が発見されるシーン、なかなかうすら寒くしてくれて良かったです。
吹雪が吹き荒れる闇の中で、血痕をたどりつつ徐々に不安が高まっていく描写、すごく良いじゃないですか。
このハラハラ不安にさせる感じ、最悪を予想させる雰囲気、それが味わいたくてスリラーを観ている所がありますものね。
最初に描いた通り、通信網が使えなくなってしまえば、当然外部との連絡が遮断されてしまいます。
マイルズは通信担当で、通信設備が故障した際の修理も彼が担っていました。
その彼が死んでしまった時点で、冬期隊メンバーは完全に孤立してしまうのです。
アニカのメモ
マギーは重度のT3症候群ということで、事情聴取の途中で発作を起こしてしまい
ます。
そのため、一気に事情を聴きだすということができません。このジレンマ。
事情聴取を断念しヨハンは、妻アニカが使用していた部屋へ行きます。
そこで発見したのが、アニカが残した不穏な内容のメモ。
「許されないことをしてごめんない。私の手は血で汚れた。業火に値する罪よ。」
これだけ見ると、殺人の告白にも見えますよね。
だけど見つけるタイミングが良すぎるし、破られていて全体の文章がわからない。
それにこんな序盤から怪しい証拠を残すのだから、真犯人ではない!多分!なんて思っています。
殺人の告白にみせかけて、誰かと不倫して、その人との間にできた子どもおろしてしまった…なんてオチじゃないかと睨んでいるのですが…。
1話の時点での「怪しい人物」は誰だ?

今作、huluの公式サイトで「誰が怪しいか」を投票するシステムがあります。
こういうの、お祭りっぽくていいじゃないですか!
視聴者がどんな推理をしているのかも観られて、楽しいですよね。
私はというと、参加していません。
ですのでここで、ちょろっと誰が怪しいかを書いておこうと思います。
私が第1話の時点で怪しいと思うのは、ずばりマギー。
冬期隊のメンバーって、若干のメンバー変更を加えながらも、長年同じメンバーだったようなんですよね。
今回冬期隊に初参加したのは、マギーとヘザーの二人。
もしメンバーに恨みがあっての犯行であれば、今回初参加した人が怪しいのでは?初参加の中で生き残っているのは、マギーだけ!という、浅~い推理です。
まぁ第1話ですし、第2話を観た時点でまた推理も変わるでしょう。
それも楽しみながら、視聴していこうと思います。