前作「インシディアス」がとても面白かったので、続編の「インシディアス第2章」を見てみました。
映画の第2弾って期待外れのことが多いのですが、インシディアスはそんなことはない。
最後まで飽きずに面白く見ることができました。
「やめてよ…」と言いたくなるような恐怖演出も健在でしたよ。
前作でのジョシュはちょっといけすかない感じでしたが、今作では不憫な人です。
一応彼は主人公なのですが、ただただ不憫。

- ストーリー
- 恐怖演出
- ダルトンの天使度
- 総合
ではでは、感想スタートです。
※感想を述べる上で1作目「インシディアス」、今作「インシディアス第2章」のストーリーに触れています。ネタバレ注意です。
Contents
【インシディアス第2章】作品情報とあらすじ

原題 | Insidious:Capter2 |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 2013年 |
上映時間 | 106分 |
監督 | ジェームズ・ワン |
3人の子どもたちを狙っていた悪霊も去り、ジョシュ(パトリック・ウィルソン)とレネ(ローズ・バーン)夫妻にようやく平穏な日々が訪れたように見えた。だが、息子を救うために幽体離脱したジョシュは、自分と共にこちら側の世界にやって来た何かに取りつかれていた。実は彼には幼い頃から、幽体離脱してあちら側の世界とつながる特別な能力が宿っており……。
引用:シネマトゥデイ
【インシディアス第2章】感想

2作目なのに面白いのは、ストーリーが秀逸だから
映画の2作目って、面白さは1作目を超えられないことが多いように感じてます。
だけど、インシディアス2はそんな事ありませんでした。
ストーリーがとにかく面白い。
前作は純粋なホラーでしたが、今作では少しミステリー要素も入っています。
1でのシーンが第2章の伏線になっていて、「あのシーンはそういう事だったの!?」という驚きが今作をさらに面白くしています。
よくこんな展開思いつくよ、とただただ感心。製作陣に拍手を送りたい!
今作では、1で少し触れられたジョシュの過去がちょっとだけ深堀りされます。
- 敵の正体
- なぜ悪霊になったのか?
- 悪霊の狙い
こんな謎が徐々に明らかになっていくので目が離せません。
ホラーミステリーとして大満足のストーリーでした。
恐怖演出は相変わらずのクオリティ
ホラー展開は期待を裏切らない怖さでした。
びっくり演出はもちろん、ゾッとさせる演出がすごい。
「家の中に何かがいる」って、それだけで恐怖。
その恐怖が、演出によって「これでもか!これでもか!」と視覚に訴えてくるわけですから、たまったものじゃないです。
そんな怖い演出、やめてよ!(ホラー映画です)
1作目よりもストーリー重視の印象はありますが、それでも十分怖かったです。
私は「インシディアス第2章」を見た日の夜は電気をつけて寝ました。
常々思っているのですが、幽霊って男よりも女の方が怖くないですか?
ジャパニーズホラーだって、代表的な幽霊はみんな女。
貞〇とか、〇耶子とか。
どうしてなんでしょう。髪の毛の長さか?
髪は女の命なんて言いますが、幽霊にとっても命なんじゃなかろうか。
髪の長さで恐怖度が変わるっていうのは絶対にある。
ショートカットの幽霊より、ロングヘアの幽霊の方がなぜか怖いでしょ?
幽霊にとって、髪の長短は死活問題なんですよ!!
すみません、本題へ戻ります。
実は体を乗っ取られていたジョシュ
と言いたくなるような、まさかの展開。
1のラストで、まんまと悪霊に体を乗っ取られていたジョシュ。どうしてこんな事になったんでしょうか。
さっさと自分の体に戻れば良かったのに、1のラストで幽霊に無駄に絡んでいたからです。
1で幽体離脱をしている間、ルネにずっと「戻ってきて!」と呼び掛けられていたジョシュ。
ですが子どもの頃から自分に付きまとっていた幽霊を見つけてしまい、ジョシュはその幽霊に威嚇。
そんな事をしている間に、まんまとその幽霊に体を乗っ取られていたのでした。
人の言う事を聞かない傾向のあるジョシュ。
1でエリーズを殺したのも、ジョシュの体を乗っ取った幽霊だったんですね。
本当に残念だったのですが、このエリーズの死にもちゃんと意味がありますし、今作でもエリーズの活躍が見られます。それが救い。
しかし、警察の捜査が入った時、エリーズの首をしめた痕がジョシュの手や指紋と一致しなかったのはなぜなんでしょう?
体はジョシュのもののはずなのに。謎です。
今作でも苦労人のルネ
ジョシュの体が乗っ取られたことによって、今作でも苦労しているルネ。
- ジョシュの母親の家に身を寄せるが、そこでもまた心霊現象。
- 夫の様子がおかしい。怪しい。
- 幽霊に殴りとばされる。
- 夫(中身は幽霊)に殺されそうになる。
- また息子(ダルトン)が幽体離脱することに。
妻としても母としても、災難続きで同情してしまいます。
そしてその苦労は、ジョシュのせいで被っている本来ならいらん苦労。
ジョシュがちゃんと自分の体に戻っていれば…とどうしても考えてしまいます。
前作でも今作でも、ルネにMVPをあげたい。彼女が一番心をすり減らして耐えているので。
救いは、ジョシュの母親がルネの味方でいてくれることでしょうか。
ルネやジョシュの母親といい、エリーズといい。この映画は女性陣が好印象です。
ダルトンが可愛い。今作でも幽体離脱。
ダルトンは完全な霊媒体質ですね。
あんなにはっきり幽霊が見えてるなんて、今後のダルトンの人生が心配でなりません。
エリーズのように、霊能者になるのも手だけど。
そんなダルトン、すごく可愛いです。
演じているのはタイ・シンプキンス。
前作では知らずに幽体離脱をして体に戻れなくなり、ジョシュに現実へ連れ戻してもらいました。
今作ではジョシュを連れ戻すために、自ら幽体離脱。
あの世からパパを連れ戻し、家族も助けるという誰よりもナイスな働きをしています。
パパよりも良い仕事する息子。素晴らしい。
可愛くて賢く優しいダルトン。間違いなく今作の天使でした。
インシディアスの救世主・エリーズは今作でも登場
前作のラストで死んでしまうという、衝撃の展開を迎えたエリーズ。
今作に登場するのか心配でしたが、杞憂でした。ちゃんと出てきます。
そして今作でも霊的アドバイザーとして大活躍。
今作ではスペックス&タッカーの他、昔の同僚だったカールも登場してエリーズとジョシュに協力。
もうこのチーム最強じゃないでしょうか。
エリーズ、カール、スペックス&タッカーでなんでも解決できちゃいそう。
死霊館シリーズにも出れるよ。もう出ちゃいなよ、私絶対見るから。
映画のラストも、エリーズファンとしては嬉しい終わり方でした。
エリーズを主役にした海外ドラマ作ってくれないかな。あったら絶対見るのに。
まとめ

以上、「インシディアス第2章」の感想でした。
インシディアスは第4章まで公開されているようです。
3、4にもエリーズとスペックス&タッカーは出るようなので、ぜひ見てみたい。
前作の「インシディアス」を見ていないと「第2章」の意味は分からないので、見ていない人には少しハードルが高いかも?
でもかなり面白い映画なので、興味がある方はぜひ見てみてください。
以上です!ではではまた。
