映画「ライト/オフ」を見ました。
この映画、めっちゃくちゃドッキリさせてくれます。
- 得体のしれないドッキリ系ホラーが好きな人におススメ
- 心臓の弱い人、ドッキリが苦手な人にはおススメできません。
この怖さ&ドキドキ感は、予告編を見た方が早い!
というわけで、予告編がこちら↓
出典:©2016 Warner Bros. Japan LLC
これを見てぞっとした&興味津々に。
実際に観て、予告負けしない本編内容で大満足でした。
- ホラー度
- びっくり度
- 電気消せなくなる度
- 登場人物がイケてる度
- 総合
序盤~中盤までがめちゃくちゃ怖いです。生理的な恐怖感を煽るホラー演出が最高。
後半、幽霊の正体や外見が分かってしまう場面では恐怖感が半減してしまいますが、それでも十分な面白さでした。
それから、何といっても登場人物が良い。
ホラー映画にありがちな「登場人物にイライラする」という事がないので、ホラー部分に集中して見る事が出来ます。これはかなりポイント高い。
ストーリーも分かりやすくて、謎もきっちりと回収してくれます。
少し悲しいながらも、ラストには納得が出来ます。
※一部ネタバレ注意です!
Contents
【映画】ライト/オフ:作品情報とあらすじ

原題 | LIGHTS OUT |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2016 |
上映時間 | 81分 |
監督 | デヴィッド・F・サンドバーグ |
電気を消して暗闇になると現れるという不気味な何かに恐怖を抱く弟マーティン(ガブリエル・ベイトマン)を守るため、レベッカ(テリーサ・パーマー)は久々に実家に帰ってくる。二人はたくさんのライトを用意して夜を迎えるが、次々に明かりが消え暗闇からえたいの知れない何かが迫ってくる。狙われる理由もわからぬまま不安な時を過ごす中、レベッカの一家に隠された秘密が明らかになり……。
引用:シネマトゥデイ
製作はジェームズ・ワン。監督はデヴィッド・F・サンドバーグ。
「ライト/オフ」の原型となったのは、デヴィッド・F・サンドバーグが製作したショートフィルム。
この短編動画でも、淡々と映し出される恐怖映像がまた怖いのなんの…。
このショートフィルム、全世界で1億5000万回も再生されているんだそうな。
すごい。1憶5000万って日本の人口よりも多いよ。
この動画を、「ソウ」「死霊館」シリーズを手掛けたジェームズ・ワンが映画化プロデュース。
監督はもちろんサンドバーグ監督。
【映画】ライト/オフ:感想

何よりホラー演出が怖い。
一番がこれです。
「電気を消した時だけ見える幽霊」
これが怖い。
電気を消した時に「あれ?」って思うものが見えると、「見間違いかも。」と思って、電気つけたり消したりしちゃいますよね。
実際に日常生活でやってそうな行動が恐怖シーンに繋がっている。
そして、得体のしれない者が知らぬ間に近づいてきている。
これがめちゃくちゃ怖いです。
電気パチパチしているうちに、いきなり目の前にばーん!!と幽霊が現れるなんて。
誰もが一度はする怖い想像が、そのまま映像化されてますよね。
怖いのに確認してしまうのって、「何でもない事を確認して、怖さを打ち消したい」っていう気持ちがあるからだと思うんですが。
その心理を上手く激しく利用しています。
私もまんまと利用されまくりました。
まとまっていて、わかりやすいストーリー
ストーリーは、無駄な謎が残らず分かりやすい内容です。
なぜ幽霊が現れ、自分たちが狙われるのか。その幽霊がうまれてしまった理由もちゃんと説明されます。
なんて視聴者に優しいストーリー。
個人的には謎の残るラストも好きですが、はっきりするならそれはそれで好きです。
内容も起承転結が分かりやすくて、約80分の時間が短く感じるほどにダレません。
ホラー演出のほか、ストーリーでも飽きさせない展開はすごい。
後半、幽霊の正体&外見が分かるのですが、ここだけ個人的に残念でした。
「幽霊の得体が知れない」というのが怖さに一役かっていたのですが、正体・外見がはっきりわかってしまった事でラストの怖さが半減してしまったので。
幽霊というより、モンスターになってしまって、一気に現実感が出てしまった印象です。
納得のいくラスト
ストーリーが分かりやすいだけでなく、ラストも納得できるものです。
幽霊が生まれた経緯上仕方ないのですが、根本的に解決するために犠牲が出ます。
これはすごくやるせない。
ですが、ホラーにありがちな「これ、この人死ぬ意味あった…?」という無意味な犠牲ではありません。
悲しいながらも、「そうするしかなかったんだな」と思えます。
納得できるのは、「家族を守る」っていう、家族愛の描写が上手かったから。
ここはさすが、ジェームズ・ワンが製作なだけある。
登場人物たちが魅力的
「ライト/オフ」は、登場人物も良いです。
ホラー映画って、視聴者をイライラさせるキャラクターがいるのが定番になっていますよね。
例えば
- 土壇場まで主人公の言い分を信じない
- 明らかに異常な状況になりつつあるのに、常識を押し通して逃げようとしない
などなど。
あげたらキリがないですけど、大抵そういうキャラクターのために状況は悪化します。
そのおかげで皆が巻き込まれていく展開になるので、必要なキャラクターではあるのですが。
「ライト/オフ」のキャラクターは、観ていてそういったイライラを感じません。
皆がその場で最善の行動を取る。それにも関わらず、恐ろしい状況に巻き込まれていく…という展開になっているからです。
ストレスフリー!グッジョブ!
純粋に恐怖シーンに集中して見れるのってありがたいです。
登場人物はみんな好きですが、一番良かったのは主人公の彼氏のブレット。
正直、一番最初に死ぬキャラだと思ってました。(ごめん)
このブレットがめちゃくちゃ良い奴。
主人公のレベッカに雑な扱い受けても、彼女を信じて助けになろうと頑張る。
そしてクライマックスシーンでの機転が最高に良かった。
レベッカ達をおいて逃げたとばかり思ってましたが(本当にごめん)、ちゃんと助けを呼んで戻ってくる。
最高かお前は!と心で称賛を送りました。
さいごに

以上、「ライト/オフ」の感想でした。
この映画のおススメポイントは、
- とにかく怖い。電気を消した時の恐怖!
- 登場人物が魅力的
- まとまっている&きっちり謎を回収するストーリー
の3つでした。
演出だけでなく、人物描写やストーリーの面も優秀なホラーです。
観て良かった!
私は動画サービスで見たのですが、できる事なら映画館で見たかったなぁ。
監督のデヴィッド・F・サンドバーグは、「アナベル 死霊人形の誕生」でも監督を務めています。
どんどん活躍してほしい監督です。
彼の監督作品、今後も見ていこうと思います!
それではまた!